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来年の旬をお楽しみに!

販売期間
11月30日
まで
takahashi_2019_shitake

生産者の
高橋清吾さん

森林の記憶を旨さに宿す。厚真の地元原木で栽培「高橋さんのスライス乾燥椎茸」

厚真町

120g・2パック

¥3,240
(税込)(※送料込)

高橋さんのしいたけ

シイタケの話をする前に厚真町の森林の話をします

厚真町で最大震度7を観測した「平成30年北海道胆振東部地震」から9月6日で一年が過ぎました。
今、厚真町では、いたるところで復旧工事が行われ、田畑に囲まれた道路を砂利や資材を積んだ大型トラックが行き交っています。
しかし、復興に向けて未だほとんど手つかずのままなのが山の森林です。

森林は厚真町の北部、中南部を中心に約28,000ヘクタールあります。これは町の面積の約70%。
厚真町は林業が盛んな、自然豊かな森林の町でもあったのです。

厚真の災害復旧工事
ところが、昨年の地震で厚真町の森林は大打撃を受けました。
地震により内陸の山々が崩壊し、ゴルフ場のバンカーのように土がむき出し、木がなぎ倒されている航空写真をテレビやネットの報道で見た方もいらっしゃると思います。
人工的に計画造成しても、山の森林を元通りに再生するのは難しいでしょう。

そんな森林被害の問題に、今、直面している人たちがいます。
それは、原木栽培でシイタケをつくっている農家さんです。
厚真町・高橋シイタケ園の生産者もその一人でした。

高橋シイタケ園の高橋清吾さん

厚真町のお米農家が父子で営む高橋シイタケ園

高橋シイタケ園では、4代目の高橋清吾さんがお父さんと共にシイタケの原木栽培を行っています。
お米農家ですが、シイタケづくりはおよそ40年になります。通年栽培ができるので、冬期閑散期の収入源にもなっています。

原木はナラ材で厚真町の森林から切り出された地元のもの。
長さ90cm、直径10cmの木に菌を植え付け、シイタケ栽培の原木(ほだ木)にします。
年末の木の入手からシイタケの収穫まで、高橋シイタケ園では約10か月。
取材に訪れた9月、シイタケは今まさに旬の時季を迎えようとしていました。

高橋さんのしいたけ

近年は「菌床」栽培が増え、「原木」栽培シイタケは僅か4%

シイタケづくりには、大きく分けて二つの方法があります。一つは原木栽培。もう一つは菌床栽培です。
菌床栽培はオガクズなどを固めた「菌床」でシイタケを育てる方法。日本全国で行われています。
温度・湿度・光の環境が設備管理され、3~4か月ほどでシイタケが生えてきます。
形が良く、品質や収穫量が安定します。大量生産が可能で、日常、私たちが口にしているシイタケはこの菌床栽培のもの。
原木栽培のシイタケは手間がかかり労力も必要なことから取り扱う農家自体が減少しており、大変希少な自然の味覚となっています。

作業を進める高橋親子
1990年代の半ばまでは日本のシイタケは100%近く国産の原木栽培でしたが、徐々に菌床栽培や中国からの輸入ものが増えました。
また近年の原木不足に加え、担い手の高齢化により、原木栽培農家が年々減っています。
2016年度(平成28年度)の道内状況をパーセンテージで示すと、原木4%、菌床96%。シイタケ市場のほとんどが今は菌床栽培なのです。

そんな状況の中、厚真町で地震が起き、森林が被害にあいました。
厚真町はシイタケ原木の北海道における一番の供給地でしたので、その影響はシイタケ農家に及んでいます。

3代目のお父さんが語っています

3代目のお父さん曰く、「厚真の原木不足は農家の死活問題」

高橋シイタケ園では、今年のシイタケは順調に育っていますが、来年以降、生産のめどが立たないと言います。
次年度の原木の調達ができるのか否か不透明で、原木不足に伴う価格上昇の不安もあり、困惑しているとのこと。
林道も崩れているので山に入れず、取引先業者も正確な情報を把握しきれていないのが現状。
「原木が入手できなくなるのなら、うちも菌床にするかな」と、清吾さんのお父さんは冗談めかして言います。
「まあ、菌床はやらんけど、よその木を使うというのもな。そもそも、厚真の木じゃなければ、シイタケそのものをつくる意味さえなくなるし。うーん、そんなことも言っていられないのかな」

原木栽培のしいたけ

原木栽培のシイタケは手間も労力も愛情も必要です

高橋シイタケ園では、9棟のハウスでシイタケを栽培しています。
毎年暮れに原木を手に入れ菌を植え付けたら、横組みにします。地震により、原木を置く棚が壊れ、現在は「井」の字型の井桁積みにしています。
温度や湿度を保ちながら寝かせて生育させますが、これだけではシイタケは生えてくれません。時には水をかけたり、冷たい水の中に漬けたりします。
こうした温度ショックで原木を刺激し、生育を促すのです。

原木から姿をみせるしいたけ
皮が厚すぎると菌を植え付けた箇所からしかシイタケが生えてきませんが、皮が薄い良質の木は菌もまんべんなく広がり、方々からシイタケが生えてきます。
1本の収穫量は130g前後。栽培後は原木をひと月から40日ほど休ませてあげます。
そのたびに木を安眠用のハウスへ移動。これにも労力が要ります。

作業をする高橋さん

原木が憶えている山の森林に近い環境に近づけて

ハウスに入ると湿度が高く、暑さを感じます。当園では栽培の温度に関しては特に気を配っているようです。
原木栽培のシイタケはデリケートで30℃を越えたら駄目になるので、温度管理は最も大切にしているそうです。
ハウスの上には黒い遮光カバーがかかっています。太陽の光を遮るというより、太陽の熱を遮る役目をしているとのこと。

適度な湿気や木漏れ陽のような優しい光、温もり。
つまり、原木が育った森の中の自然に近い環境がシイタケの快い生育場所になっているようです。

稲のお世話をする高橋さん

お米もがんばる、シイタケもがんばる、郷土に根差した生産者

高橋清吾さんは20歳で就農しました。消防団員を務めるなど、農業に従事する傍ら厚真町という郷土を見守っています。
農家の初代は90年近く前、6歳の時に両親と共に岩手から津軽海峡を渡り厚真町に移り住んだとのこと。
以来、代々お米を中心に生産。現在は総面積28ヘクタールの田畑のうち、18ヘクタールの田んぼでお米を生産。
ナナツボシが主力商品でユメピリカやもち米などを作っています。他に、小麦、大豆の畑もあります。

商品を手にする高橋さん

原木栽培だからシイタケ本来の旨さ、肉付きをスライスでも実感

北海道トップの供給地である地元厚真産の質の高い原木を使ったシイタケは、繊維質が良く、芯もしっかり。
肉付きも、香りも豊かで、まさに自然の力が育てた本物の味わいです。
採れたてを農家内でスライスした高橋シイタケ園の「乾燥椎茸2パックセット」を「じもふる」で販売いたします。
具材に、出汁に、原木栽培のシイタケの美味しさをぜひご堪能ください。

また、地震による厚真町の森林被害、シイタケ原木の不足、シイタケ農家の想いや不安など、シイタケを取り巻く現状も知っていただけたら幸いです。


この商品の生産者について
takahashi_2019_shitake

高橋清吾さん

厚真町

商品詳細
コース種類
「厚真町産〈原木栽培〉スライス乾燥椎茸、120g・2パック」コース 限定30セット
予約販売期間
2019年9月13日~11月30日まで
お届け時期
2019年10月上旬~12月下旬 順次お届け
  • 「〈原木栽培〉スライス乾燥椎茸」のお届けは2019年10月上旬以降となります
  • 出荷時期を断定することができないため、出荷日のご指定は承ることができません
  • 限定数に達した場合、販売は終了となります
  • コースが複数ある場合は、「カートへいれる」ボタンの上部の項目からご希望のコースを選択することができます
  • 同様にご希望のお届け月も選択することができます
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    takahashi_2019_shitake
    takahashi_2019_shitake

    森林の記憶を旨さに宿す。厚真の地元原木で栽培「高橋さんのスライス乾燥椎茸」

    予約販売期間 今季の販売は終了しました
    2019年9月13日~11月30日まで
    お届け時期
    2019年10月上旬~12月下旬 順次お届け
    「〈原木栽培〉シイタケ」の生育状況や気象条件等により出荷が前後する場合がございます。出荷日が近づきましたら、お届け前にメールでご案内します。
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